店長

菅野 寛貴

「周りに楽しく仕事をしてもらい、人の本質的な幸せを作り出す」

ファッションを好きになった

きっかけは?

大学のときですね。大学が福島にあったので地方の個店巡りもしていたのですが、東京に遊びにきて、フリークスストアの先輩に接客して頂いた時の衝撃が大きいです。ただものを売っているだけではなくて、変態的に商品の説明をしてくれて。それが嫌じゃない程度で、その上で新しい感動をくれるってすごいなと感じました。

どうしてフリークス・ストアに興味を持ったのですか?

大学時代に栗城 史多さんという登山家が気になって調べていました。この方は指を失っても何度も単独でエベレストを目指している方で、マインドとして憧れを感じていました。そんな時に講演会のイベントをフリークスストアでやると知って、見方が変わったというか、そんなとこまでフォーカスするお店があるんだなと興味を持ったこときっかけです。

入社の決め手は?

社長の本質を追求するという考え方に共感しました。服を売って、その方が笑顔になる、気持ちよくなるだけでは自分が思う本質的なものではなく、その先にある満足が一番人間が欲している欲だと思います。それは視覚的にかっこいいとか、サービスではなく、人間としての本質を満たされるような感覚で、表現するのは難しいですが、そこをくすぐられたのがデイトナでした。僕はスタッフの方と説明会で会って話した時に鳥肌がたって、そこで何かを感じたってことは自分もそうなれるのかもしれないと思い入社を決めました。

入社してから変わったことは?

自問自答の仕方が変わりました。例えば上司から何か聞いたことでも、そこに偏りすぎないように、自分で考えて、ちょっと置いて、何でそう言ったのだろうと考えるようになりました。また社長からは入社研修で本質をみろと言われて、それはずっと頭に染み付いてます。入社した当初は全然考えられなくて、店舗に入って1年くらい経って、目で見えるものだけが本質じゃないと理解し始めました。それはお客様や上司も同じで、求めているものを見抜く力に繋がっています。

仕事の喜びややりがいは?

実績が取れている時です。ただそれはお客様の通信簿でしかなくて、じゃあ売り上げが取れるってどういうことと分解すると、人がちゃんと育っているから売り上げが取れるし、笑顔で働いているからお客様が集まって下さる。その軸がずっとあるので、売り上げが取れた時=人が成長した時でやりがいを感じます。

思い出に残るエピソードは?

店舗には、新卒の子はもちろんアルバイトの子もいますが、今までに他で働いたことがあって、何らかのフラストレーションで辞めた経験を経て来ることが多いです。そんな彼らが、初めは仕事で成長するなんて考えてもいなかったのに、うちに来て自分の成長を実感できなくて悔しいと言うようになる時は嬉しいですね。スピード感は人それぞれですが、少しでも自分の人生をハッピーにしたいと思っていないと、その感覚は生まれないと思うので、受け身だった子が現状に満足せず自分から動くようになってくれたのは嬉しかったです。

仕事でのルーティンはありますか?

人が何を考えているかを常に見るようにしています。例えば週一の面談は誰でもできると思いますが、実際は1週間で考え方は変わりますよね。なので、毎日一人一人と3分間話して、その中で悩みを吸い取るようにしています。それを帰りの電車で優先順位をつけ、悩んでる人とは面談したりします。とにかく、人の管理は細かくやっていますね。

フリークスの仲間はどんな人?

個性が強いです。もちろんスタイリングの個性もありますが、それよりも内に秘めている部分で個性が強い人が多いと思います。普段はのほほんとしている女の子がいるのですが、話してみるとアメリカの記念日がとにかく好きらしくて。実はアメリカを横断する旅をしていたり、ステッカーを収集していたり、その話になるとすごく語ってくれました。その表現が得意か不得意かはありますし、目で見えないので時間がかかりますが、必ず一人一人に内に秘めた個性がありますね。

こだわりやルールは?

コミュニケーションの時間を大事にしていて、仕事が終わればすぐに帰るようにしています。その分、同じ早番の人や違う店舗のメンバーと飲みに行きますね。店長が残っていることは必ずしも良いことではなくて、時には自分への愚痴を言ったり、部下だけで集まったりするのもいいと思います。それは、一人一人を細かく見ていますし、信頼関係を築けていると信じているので。自分たちでやらなきゃいけない空間と、一緒にやるから楽しめる空間を作るためにも残業はしないです。

また、普段は毎日走っています。今日休んだら明日も絶対行きたくなくなると思うので、毎日同じ時間に起きて、今日行く、とりあえず走るみたいな。一回でも怠ると崩れて、昨日が良かったから今日もという甘えが出るタイプなので、自分の精神を鍛えるために続けています。

今の目標は?

商品やトレンドは不安定ですが、自分はそこを読む力が少ないので、それに対応できる人を作ろうと思います。また、世の中に年々会社は増えていても、それなのに若い人が減っていて、どの会社も若い人を求めています。なので、極論うちで働く必要はない。だからこそ、うちで働く意義、幸せを与えないとなと思います。

あとは、店長の育成ですね。それは小手先の技術とかではなく、即戦力となるマインド教育の部分です。店長の人材育成能力は、成功手法を伝えたからと言って向上するものではありません。例えば、シフトを調整して部下が働きやすくするのは小手先の技術で、まずは心から部下に「休みを充実させ、整った身体で仕事を楽しくしてもらいたい」と思えるように育成することが重要だと思います。その心が養えば、部下を認め新たな能力開発へと進んでいくと思います。今はそう思わせられる手法を模索しています。

10年後は何をしていたいですか?

自分で事業をやりたいと思います。具体的にはまだですが、2軸あって、自分の考え方が多くの人が認めるものと示したいということと、人のため、社会貢献になるになることをしたいと思っています。母に昔から「地球は丸いから必ず自分に返ってくる。人のためになることをしなさい」と言われ続けてきて、ファッションや自分の好きなものを通して、人の本質的な幸せを作り出していきたいですし、今やっていることがそこに繋がっていると思います。