⻑野県庁とデイトナ・インターナショナルが協業した企画「ジビエ フリーク」2023.02.15PRESS RELEASESUSTAINABILITYCOMMUNITY

株式会社デイトナ・インターナショナルは、全国約50店舗展開するセレクトショップ「FREAK’S STORE(フリークス ストア)」の出店地域において、地元アーティストをはじめ地⽅⾃治体、⾏政、企業などのローカルコミュニティと直接つながり、地域によって異なる課題に⽬を向けた施策を強化しています。FREAK’S STOREらしい発信⼒とデザイン⼒を活かして、地域の課題を魅⼒へと転換する、持続可能な取り組みを推進しています。

2021年10⽉に⻑野県⿃獣対策室(旧:⻑野県ジビエ振興室)と⼿を組み、⿅⾁を使ったカレー⽸詰「ジビエフリーク」を発売しました。県内の課題として、⾼齢化によるハンターの担い⼿不⾜と被害規模が深刻化する「獣害問題」に着⽬しています。地域や⾏政と協⼒体制を組み、ジビエを魅⼒へと転じるプロジェクトの⼀環として、ジビエの喫⾷機会がない若年層に向け、⼿軽にジビエが⾷べられる商品開発と獣害に対する認知向上に向けて取り組みを⾏いました。⽸詰の発売を記念して、期間限定イベントや動画制作、フリーペーパーの発刊を実施し、県内だけでなく⽇本全国の⽅に知ってもらうために多⾓的な発信を実施しました。

  • コミュニケーションメディア「FREAK – ジビエフリーク版」フリーペーパーを発刊
  • FREAK’S STORE⻑野店でのPOP UPイベント
  • ⻑野県⽴美術館でのピールオフ広告の実施(2021年10⽉16⽇〜11⽉15⽇)
  • 地元飲⾷店18店舗でのジビエ料理を提供する「信州ジビエフェア」を開催(2021年10⽉16⽇、17⽇)
  • プロモーションムービーの公開

 

 

購⼊機会の創出

  1. <ふるさと納税の返礼品として取り扱い> ⻑野県⻑野市のさとふるとして期間限定で取り扱いを実施。(https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1265445
  2. <ELEMINIST SHOPでの販売> 国内最⼤のサステナブルメディア「ELEMINIST(エレミニスト)」が運営する「ELEMINIST SHOP」にて販売後、完売した。(https://shop.eleminist.com/
  3. FREAK’S STORE⻑野店(⻑野県⻑野市北⽯堂町1402-1)での期間限定販売

 

「令和3年 ⿅⾁販売量」が過去最⾼額へと伸⻑!

参考:農林⽔産省 野⽣⿃獣資源利⽤実態調査(https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/jibie/#r)

⻑野県にとって課題のひとつである県内の農林業被害額は、7億3千万円(シカのほか、イノシシ、サル、⿃類、その他⿃獣による被害合計)(出典:⻑野県⿃獣対策室令和3年度速報値)「ジビエフリーク」を⾏った令和3年の⻑野県 ⿅⾁販売量は前年の2倍以上となり、
令和2年 56,377kg(12,121万円)
令和3年 98,717kg(30,497万円)
販売額は過去最⾼の数値となりました。(⿅⾁販売実績 農林⽔産省統計)

⻑野県⿃獣対策室と共に、コロナ禍において、外⾷頻度が減り、家庭での⾷事の機会が増加、密を避けるためアウトドアアクティビティの⼈気の⾼まりを受けて⾸都圏から地⽅への⼈流が増加していることから、「信州産ジビエ」の新たな消費場⾯を創出し、ジビエが⽇常的に⾷べられる状況の構築のための「ジビエフリーク」の取り組みが、⻑野県のジビエ消費拡⼤に貢献したことを⽰します。
また持続可能な社会の構築に対する関⼼が⾼まっているなか、ジビエ⽣産の環境負荷の少なさも魅⼒のひとつとして、ジビエ消費が⻑野県の豊かな⾃然を守ることの⼀助になるということを発信できました。

デイトナ・インターナショナルでは「獣害問題」へのアプローチだけでなく、株式会社UPDATERと協業した再⽣可能エネルギー「フリークス電気」プロジェクトを通じて、⻑野県内の「耕作放棄地」の解消を⽬的とする施策など、今後も継続的な取り組みを推進します。